日本共産党県委員会、盛岡地区委員会、県会議員、盛岡市議団が主催した「後期高齢者医療制度を考える」シンポジウムが、230人の参加で7月12日、市勤労者福祉会館で開催されました。
パネリストには、産婦人科医師で県保険医協会常任理事の田村公一さん、全日本年金者県本部委員長の小松原進さん、盛岡市保健福祉部長の扇田竜二さん、日本共産党衆院議員の高橋千鶴子さん、斉藤信県議がコーディネーターをつとめました。
4人のパネラーの発言は、この医療制度の根本的な欠陥を一層あぶりだし、会場からは老人クラブと一緒に廃止をめざす市民運動の経験や高齢者の切実な訴えなどたくさんの意見が出されました。
高橋千鶴子衆院議員の国会報告は、日本共産党の粘り強い取り組みが4野党共闘による廃止法案を提出させ、数回の共同の集会を開催させたこと。
このとが政府与党に「後期高齢者診療」「終末期相談支援料」を見直しさせ、結果的には「75歳で別枠にする」という骨組みだけ残ったとのべました。
高橋議員は、これを完全に粉砕するのか、それとも与党が息を吹き返して肉を付けさせていくのか、秋の国会に問われていると結びましたが、大いに励まされ展望の持てるものでした。
コメント