平成20年度、施行を経て黒石野中学校で市内初のランチボックス給食が実施されてから10年が経過しました。
ここにきて調理業務を受ける業者が見つからず、29年度実施予定の北陵中学校、30年度実施予定の仙北中学校、31年度実施予定の大宮中学校が、それぞれ実施が見送られました。
ただし、上米内中学校は生徒数が少なく利用数が限定されるからと30年度実施予定です。 (現在14校中10校で実施)
喫食率約31%など当初計画と大きくかい離
ランチボックス給食は、当初からランチルーム方式の不履行、早期実施の先延ばし、喫食率は平均で31%という惨たんたる結果です。
ランチボックス給食が学校給食法に沿った教育としての給食なのかどうか。
要保護世帯の生徒に給食費が支給されるのに、これらの生徒も約半数しか利用していません。
子どもの貧困が社会問題にり、給食がセーフティネットの役割を担っているのにランチボックス給食ではその機能も果たせない実態です。
完全給食と言いはる市教委
市教委は、ランチボックス給食を完全給食だと言いつのり、あくまでも全校への実施を行う。現時点で全面的な見直しは考えていないと答えました。
(写真:黒石野中学校施行時のランチボックス給食)
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