市が直営で実施している都南学校給食センターと自校方式による小学校給食の委託化について3回目の検討会が1月28日開催されました。
「黒石野中学校給食を考える会」の皆さんと傍聴しましたが、今回は学校給食の調理場方式についての検討でした。
学校給食の方式は、合併後、旧都南村地区は直営の給食センター、旧玉山村は調理業務を民間委託した給食センター、旧市内小学校は、直営の自校方式、旧市内中学校は、今年度よりランチボックス(業者委託弁当)方式で実施されています。
これらの方法を将来的に一体化させるのか(経費的な問題も考慮して)、新たな方法を採用するのかの議論が行われました。
驚いたのは、共通して調理場、調理機器の老朽化がいちじるしく、0-175事故以来、安全確保対策が後景においやられていることでした。
調理場のドライシステム化どころか調理機器の中心温度すら85゜Cの確保もままならないということで深刻です。ただし、職員の献身的な対応で事なきを得ているという実態です。
そもそも委託化は財源難が大きな理由ですが、それにしても調理機器までも更新できないほど教育予算がも削られているということにこそ大きな問題があります。
現市長は、子育て支援を重点施策にしながら、財源削減のターゲットに学校給食の委託化をすすめようとしています。「食べることは生きること」といいますが、子どもにとってよりよい、 安全安心の学校給食の実現を求めていきたいものです。
(写真は、都南地区の中学校給食の風景)
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