総選挙が終わるや否や、保育所の待機児童が2万5千人にものぼると一斉にマスコミ報道です。
経済危機で共働きが増えたといいますが、「潜在的な待機児童が100万人にものぼると」政府が認めていることこそ異常事態です。(旧政府)
女性も子育てをしながら働き続けることが当たり前になっているのにです。小手先ではない抜本的な対策が求められています。
盛岡市は、現在、待機児童は51名、空き待ち児童は168名の計249名もの待機児童がいます。空き待ち児童とは保護者が求職中で保育所の入所を待っている子どもたちのことです。
つい先日も2人の幼児を抱えた父子家庭の方が、子どもを抱えては仕事探しはできないと市役所に入所の申し込みにいったところ、すでに30人~40人待ちで、挙句の果てに仕事が見つかったら来なさいと言われたと憤慨して相談にみえました。
保育所の増設や定数増などが緊急に求められているのに、市は、相変わらず民間保育園で対応すると繰り返すばかりです。
「民間」頼みだけで対応できない緊急事態なのに、公立保育園の拡充(乳児保育の拡大・定数増など)は全く検討なしです。
すでに、調乳室が整備されている施設があるにもかかわらず、もっとも要望の多い0歳児保育が未実施になっている公立保育所もあります。
その根底には公立保育園の全園委託化があります。今後40年もかかる全園委託化と、いまいま困っている方に救いの手を述べることと、行政としてどちらが大切でしょうか。
この問題を9月議会の議案質疑で緊急質問しました。