5月20日、日本共産党後援会主催で原発問題での学習講演会を開催しました。
講師は、日本科学者会議岩手支部員で専門が電気工学の佐藤信安先生です。
約50人の方に参加いただきました。
佐藤先生は、「福島原発事故、そしてこれから」と題してパワーポイントを使って 1時間20分ほどお話しました。
崩れた原発の安全神話、事故の早期収束について、事故による放射能汚染、原子力依存の克服など分かりやいお話しでした。
これまで、原発は地震・津波などの災害に十分耐えられる余裕を持った設計で作られており、たとえ故障が起こっても原子炉を「停める」「閉じ込める」「冷やす」ための二重・三重の安全装置が働くとされてきましたが、今回の震災では地震のゆれ、津波の高さともに設計値を超えるもので、ことごとく安全装置が崩れ、高濃度放射能が環境に放出され、レベル7というチェノブイリ事故級の「過酷事故」になったこと。
こうした重大事故の発生は、以前から予見されており、国会では共産党の吉井秀勝議員によりその危険性が指摘されていたが、政府は「起こりえない」として対策をとらずにきた、まさしく「人災」そのものと強調しました。
原子力政策を根本から改め、原子力依存を克服するエネルギー政策を確立するための国民的合意形成が重要と話されました。
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