22年農業センサスから見える市農業の課題は何か?
鈴木議員は、22年農業センサスは、盛岡市の農業が、この20年間に農家数で6270戸から3304戸に、水田面積は5157haから4206haへと大きく減少している。農業センサスから見た当市の農業の実態と課題は何かと質しました。
丸山農林部長は、H12年から22年の10年間に農家戸数で26・5%の減少。15歳から29歳までの農業従事者は1692人~943人へと749人の44・3%の減少。65才以上の農業従事者は4362人から3735人に627人14・4%減少している。
一農家当たりの平均耕作面積は、1・6haから2・2haに増加し、農家の担い手の減少と高齢化が進む一方で大規模農家への農地の集積が進んでいると答えました。
水稲農家が330戸~240戸しか残らない「地域マスタープラン」に市農業の将来を託せるのか
鈴木議員は、地域農業プランは、5年後までに規模集積を平場で20~30haに、中山間地では10~20haに集約し、これが8割を占める構造を目ざすしたが、市内水稲農家では、何戸残るのか。現実問題として9割以上の農家を切り捨てることが可能なのかどうか。
地域農業マスタープランは、全ての関税を撤廃するTPP参加を前提にしているもので、市農業の将来を託せるのかと質しました。
谷藤市長は、「地域農業マスタープラン」は、必ずしも関税の撤廃を前提にしているものではないと理解していると答え、丸山農林部長は、水稲農家では20haの場合は330戸(11・0%)に、30haでは240戸(7・2%)になると答えました。
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