2月7日、農業委員会振興部会として昨年の陸前高田市に続き、宮古市田老地区を訪問し農業委員会と懇談しました。
3・11の東日本大震災では田老地区が宮古市内では最も被害が大きく、万里の長城とまで言われていた海面から10メートル(地上4.5m)の防潮堤を超えて町がそっくり大津波にさらわれてしまいました。
被災後1ケ月目めに訪問したときは想像を絶する状況でしたが、今回は被災家屋がきれいに取り払われ、土台石の撤去作業が急ピッチで進められていました。
被災農地の復旧状況など説明を受けながら6階建ての田老観光ホテル(6階から) から津波が押し寄せてくる場面を撮影した貴重なDVDを見せて頂きました。
ホテルは、4階部分まで破壊されて鉄骨がむき出しになっていましたが、軌跡的に5・6階部分が残されていました。
DVDは、圧倒される破壊力と猛スピードでせまりくる津波と、自然の猛威になすすべもなく立ち尽くす人々に涙を禁じ得ませんでした。
間もなく、3・11から2年目を迎えますが、被災地の復旧と生業の再建が急がれている事を実感した日になりました。
(写真:上 家屋が取り払われた防潮堤付近
下:この高さまで(28メートル余)津波が押し寄せた漁港)
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