1月30・31日、岩手県農業会議が毎年1月に開催する女性農業委員研修会に参加しました。
県内には74人の女性農業委員がおりますが、そのうちの約半数の方が参加されました。昨年が改選期ということもあり1年生委員の方が多く参加しました。
講師は、福島県飯舘村前農業委員会会長佐野ハツノさんです。すでに職は辞していますが会長時代の活動はもとより、現在は全村あげての非難生活を余儀なくされており、そのなかでの体験をお話しました。
ともすれば希望を失いがちな仮設住宅の生活で、女性が主導的に頑張っている様子など話されました。
避難先で田んぼを借りての耕作の苦労や高齢者の生きがいづくりにと「いきいきサロン」を開設したり、衣類の再利用による胴着づくりでは首都圏への販路を確保して経済的な支援活動を進めています。
ご自身も大変な避難生活の中でバイタリティあふれる活動の源はどこからくるのか、頭の下がるおもいで伺いました。
分科会では、少数派の女性農業委員としての悩みや活動の在り方など交流しました。
(写真は講師の佐野ハツノさん)
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