盛岡市議会は国体が開催される関係で、8月17日から9月2日の日程で「8月定例会」として開会されました。
私は、市教委が実施した小学校給食単独調理場の実態調査結果と学校給食のあり方、松園ゾーンバス運行について一般質問を行いました。
調査結果は、ドライシステム導入済みの4校(杜陵・中野、繋、城北小)を除く24校の単独調理場について、現状のままでドライシステム化が可能な施設は月が丘小学校のみ。別用地に新築を必要とするが仙北小、土淵小・中学校の2校で残り21校の調理施設については、老朽化が激しく現状では学校給食衛生管理基準の適応が困難であり、耐震性を考慮すると部分的な増築や改修ではなく、学校とに安心・安全なプランニングによる新築の給食施設がより良いとする報告です。
改築前の調理場面積(全施設)5200㎡を1・3倍の6809㎡に増設。概算工事費55億4千万円と試算(株式会社中西製作所)しました。
単独調理場による自校方式の小学校給食は、民営化方針が示されて以降、10年にも及ぶ「自校方式を守れ」の市民運動が大きく拡がり、今回の実態調査を実施させる原動力ともなりました。
しかし、市教委はこれら調査結果に対して、またぞろ集約化や改築以外の手法と比較検討するとしています。
今回の質問では、10年間にも及ぶ市民運動の結果を尊重し、すみやかに基準に満たない調理施設の増築・改善を図るべきと厳しく追及しました。
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