この4月から松園ゾーンバスの団地内を運行する支線バスが大幅に見直しされましたが、突然・唐突に実施されたことで、昼間利用する高齢者や主婦の皆さんから苦情や改善を求める声が多数寄せられました。
7月27日、利用者代表らが盛岡市交通対策課に対して、バス利用者から寄せられた218筆の署名添えて支線バス運行見直しを求める要請を行いました。
利用者からは「今まで生活や通院に利用していた路線が平日の日中や土・日・休日の運行がなくなり生活手段を奪われた」「大げさに聞こえるかもしれないがバス路線の見直しは命にかかわる問題」などと切実な実態が訴えら、冬に入る前に改善を求めるものでした。
鈴木議員は、8月議会一般質問で、県交通が実施しているアンケート調査と結果について、事前に利用者への説明を行うなど新設丁寧な対応といつ頃をめどに運行の改善を予定しているのか質しました。
松園地域も高齢化が進み、あらためて「生活の足」としてゾーンバスのあり方を検証する時期に来ており、市としても県交通への丸投げではなく市の責任ある対策を求めました。
谷藤市長は、松園地区の全世帯を対象にしたアンケート調査は、集計及び分析を行い、短期的に対応が可能なものと、中長期的な検討が必要なものに分類し、短期的に解決が図られるものは年内をめどに改善策を実施する。
アンケート結果の周知は、松園地区全世帯を対象としたチラシの配布を行う。中長期的に検討が必要な改善は利用者との意見交換等も検討する。
市は、これまでも利用者の声に基づき、バス事業者と幾度も協議を重ねながら改善を進めてきたが、今回についても利用者に親切な対応となるようバス事業者に強く働きかけて行く。
高齢化への検証は、直通バスの増便やフリー降車システムの導入などの改善を実施してきた。今後も利用者の状況を踏まえつつ、持続性のあるバス運行システムとなるよう改善に向け取り組むと答えました。
(写真 要請する利用者の皆さん)
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