11月13日、日本共産党盛岡地区委員会は、台風10号で甚大な被害を受けた岩泉町小本地域で「復興支援市(無料市)」を開催しました。
マスコミ等で報道される被害の状況を見るにつけ、どんな支援ができるのかと思っていたところでもあり、早速、参加させてもらいました。
たくさんの方からいただいた支援物資(コメ、衣類、寝具類、食器、野菜など)を積み込んだトラックを先頭にマイカーを連ね30名ほどのボランティアさんと一緒に現地に向かいました。
岩泉までの約2時間ほどの道中は、山あいを流れる河川のそちこちに被害の爪痕が残り無残な姿をさらしていました。
宮古地区委員会と現地の党支部の皆さんともども会場の準備を 行い、午前11時の開場時間には大勢の方が並び、120人~130人余の方に来場いただき大盛況に終えることができました。
「全部流されて本当に助かる」といって食器や衣類を物色していた高齢者の方が印象に残りました。
現地の党支部の方から被害の状況など伺いましたが、集中豪雨による被害は河川の決壊・氾濫と同時に山津波に形容されるほどの濁流が山側から押し寄せたこと。
財政規模80億円の岩泉町の被害額は455億円にものぼり、町独自での再建は困難であること。排水溝が安上がりのヒューム管をつかっていたことで流木がひっかかり被害を大きくしたこと。林業の不振が山を荒らし更なる被害をもたらしたことなど語られました。
今回の災害では、自然の驚異とともにたくさんの方の支援をいただき、人の温かさ、つながりの強さなどを知る機会にもなったと話されました。
帰りに立ち寄った「道の駅」では、偶然にも古くからお付き合いのあった岩泉町長夫人と再会するハプニングもあり充実した支援活動になりました。