今日は3月補正予算(07年度)について本会議での採決が行なわれました。
日本共産党市議団が今回の補正予算審査で明らかにしたことは、前年度の剰余金25億1千万円の中、3月補正で予算化されたのが19億6千万円あまりです。残りの5億4千万円余は今回の補正に計上されませんでした。
地方財政法の予算編成では「あらゆる資料に基づいて性格にその財源を捕捉し・・・・これを予算計上しなければならない」とされていますが、この立場からは極めて異常な事態です。
市民には、財政難、お金がないといって市民要望は後回し、公立保育園の耐震補強、老朽プールの改修なども先送りしています。このたびの原油高騰の中、学童クラブや福祉施設等への灯油の補助も見送りました。
しかし、実はお金が5億4千万円余もあったのです。
ましてや新年度予算編成も「施策ごとの枠配分方式」で、一般経費に回す財源が前年比ー2・3%(9、800万円)と抑制されており、「隠し財源」5億4千万円はその5・5倍にもあたります。
このお金があったならもう少し市民の要望に応えられるはずと庄子市議団長が補正予算に反対の意見を述べました。
本当に許せない対応です。
(写真は岩手公園側から見た中津川)
コメント