2月24日から3月26日までの長丁場の議会が昨日で終わりました。
議会中はなかなかブログが書けず、ご無沙汰してしまいました。
09年度予算は、谷藤市政がすすめる行財政構造改革路線のもとで6回目のものです。財政が破綻するとおどし、全ての予算に枠をはめてぎゅうぎゅうに締め上げてきた結果、学校校舎や保育施設(公立)の老朽化が著しく、予算審査では保守系会派の議員からも対策を求める意見があいつぎました。
急を要する校舎や体育館の耐震対策も後回し、雨漏りで授業ができないほどの体育館、外壁が剥がれ落ちている校舎、暗くて臭くて寒いトイレなどなど老朽校舎のリフォームにも事欠く教育予算です。
とうとう包括外監査の指摘事項となり、資産としての管理が不十分と指摘され、盛りだくさんの改善課題が突き付けられました。
私は、公立保育園の全園委託化の方針のもとで、これら施設には一切お金をかけないという姿勢についても批判し改善を求めました。
園舎の老朽化は学校施設に劣らず、耐震も先送り、昨年の岩手県内陸地震での教訓としてガラスの破損落下対策としてフイルム設置が求められていましたが、ほんのわずかな予算でできるのに「子どもにガラス窓に近づかないように指導している」との次長答弁にあきれました。
とっさには、怒りが先にたち抗議しましたが、時間が経つうちに苦しい答弁をせざるを得ないほど、予算を絞り込まれた現場の苦悩の声だったのではと思えるようになりました。
また、食中毒予防策として設置が求められている調理室のエアコンすら、ようやく新年度に1カ所予算化されたのみ。非木造の園舎耐震診断も1か所だけで残り3施設は計画がたっていません。
一律に切り捨てる予算の在り方(枠配分方式)が、多くの矛盾を生んでいることがより一層明らかになった議会でした。
(写真は来た北松園風の子保育園のこどもたちの荒馬です)
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