新年になってから立て続けに農業委員会の研修会が続いています。
農家にとっては農閑期に入り種々の会合が持ちやすいということででしょうか。私は、昨年7月から盛岡市議会の推薦枠の一人に押され(4名中2名は女性)、女性農業委員として活動しています。
1月6日、7日は全県の女性農業委員の研修会に参加しましたが、農業を生業としながら農業委員として地域の世話役を買ってでるくらいの人たちだからそのパワフルに圧倒されました。
全県で777名の農業委員がおりますが、女性委員は73名でうち選挙で選出されている方はわずか19名です。
農業分野では「産直」で女性の役割が大きくなっていること、兼業農家が常態化する中で女性の担い手が増えている割には女性の発言が弱く、女性農業委員を増やそうという動きが急です。さすがに選挙で出てきた女性委員は頼もしくたくましい限りでした。
研修会では、耕作放棄地の解消について家族協定や農業年金のテーマに分かれて話し合われました。私は耕作放棄地対策に参加し、コメの自由化以降の盛岡市の実態について指標をもとに発言しました。
今日、国をあげて耕作放棄地の解消策がいわれ、岩手県も3300ヘクタールに及ぶ放棄地を3年間で解消するということですが、具体的には大変厳しい課題です。
女性委員からは、耕作放棄地を作った原因が減反政策にあること、農業では喰えない農政の失敗にあることなど堂々の発言があり胸のすく思いでした。
女性の発言を強めつつ 「喰える農業」にむけて共にがんばりましょう。