4月10日、岩県革新懇など「品川正治さんの講演を聴く会」による講演会が開かれました。
品川さんは、経済同友会終身幹事に就任されており、いわば日本の経済界を代表する方です。
86歳という高齢にもかかわらず、気迫のこもったお話は、いつ伺っても感動します。
残虐無残な戦争体験と戦友を失った体験がトラウマとなり、戦後は戦争体験を語れなかったことなど切々と語られました。
戦争が終わって復員船の中で日本国憲法を朗読した時の感動、戦争は天災ではない。「起こすのも人間、止めるのも人間です」とズシンと胸に響く言葉です。
日本国憲法は、国家の目でなく「人間の目」で見た世界の姿といい、経済人として今日の経済は、あまりにも財界に有利なしくみになっており、経済も「人間の目」で見なければならないと言われました。
私は、日本共産党がいうところの「ルールある経済社会」への改革とあい通じるものと確信すると同時に、非常に学ぶ事の多い講演会でした。