6月11日から開会されている6月定例市議会において、私は、17日に一般質問を行いました。
かねてから視覚障害者の団体から出されていました「タクシー券を基本料金に戻してほしい」「点字デスプレイを視覚障害者にも支給してほしい」との要望について取り上げました。
盛岡市は、昨年12月に小型タクシーの基本料金を520円から580円に値上げしたにもかかわらず、今年の4月、福祉タクシー券の額面を520円のままで支給しましたが、昭和57年以来、要綱では基本料金の助成を行ってきたもので、即刻580円に戻すべきと質しました。
扇田保険福祉部長は「差額分については支給する方向で検討を進めている」「障害者の方からも違うのではないかとの話をいただいている。説明が不十分だったことはこの場で謝罪する。手続きや財源の確保も含めて速やかに対応する」との回答でした。
また、この4月1日から、市民税非課税世帯に対して日常生活用具支給事業が無料になったことを受け点字デスプレイも支給対象になりました。ただし、盛岡市は視覚障害単一障害については対象から外しています。
県内では矢巾町、紫波町、滝沢村、雫石町、大船渡市、宮古市、奥州市などが視覚障害者に支給しています。
点字スプレイとは、新書サイズで点字、文書の校正はもちろん、パソコンと接続してデータの受信もできる「健常との壁を超える」すぐれものですが、難点は大変高価であるということです。(35・6万円)
盛岡市でも視覚障害者にも支給すべきではないのかと質しましたが、部長は「支給を前向きに検討したい」と回答しました。
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