10月9日、反戦イラク帰還兵の会(IVAW) のジェフリー・ミラード会長とホゼ・バスケ事務局長のお二人から「会」を結成した経過や戦場の体験を交えながらお話を伺いました。
「会」は、会員は2000人近くにのぼり(現役軍人や退役軍人など)、イラクでの戦場体験を証言しイラクからの軍の即時撤退を求める活動を展開しています。
「DVD冬の兵士」の上映後、お二人のお話を伺いました。
証言は、「イラク戦争開始から7年が経過し少なくとも15万人もの人々の命が失われ、イラクでは今も傷跡が癒えない子どもたちがいっぱいいること。大量破壊兵器は見つからず開戦の理由を失ったイラク戦争で、米国の攻撃を支持した日本政府の選択は正しかったのか?イラク戦争はなんだったのか?と問いかける内容でした。
オバマ大統領がイラクから戦闘部隊を撤退させるとしたものの、トレーナーやアドバイザーと称して5万人もの兵士を残し、その実態は銃で武装しパトロールを続けており、民間人居住区域にいる爆弾武装勢力に対しては空爆を要請しており、イラク人から見れば銃で武装した米軍に変わりはないとの証言でした。
今日もっとも大きな課題は、多くの進歩的な人々(組織)が、オバマ政権が「戦争を終わらせるだろう」と信じ、活動から撤退していることであり、「IVAW」としては証言を通じて真実を伝え、世界に発信していくと述べました。
また、日本の「平和憲法9条を守る」闘いを続けることを願っており、「IVAW」は日本の平和を愛するグループと連帯し、イラク戦争とアフガニスタン戦争を終わらせるだけではなく、将来の戦争を防ぐためにがんばるとの力強い発言でした。
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