一昨日は24度の暑さで今朝は雪が降り積もるほどの寒い朝です。やはり春は三寒四温とはよくいったものですね。
昨日、町内の方から急な連絡があり、町内にある民間アパートに被災された方が入居されているとのことで、ご本人も会いたがっているとの連絡です。
早速、訪問してみました。大槌町で被災されて避難所で生活されていたそうですが、小学校1年と3年生の子どもさんの学校のこともあり、急きょ親戚を頼って松園団地に避難してきていたとのことです。
その後、不動産を通して民間アパートをお借りしたとのことですが、連れ合いさんは勤務先が大槌町とのことでもあり、また向こうの家のこともあり単身赴任状態ということでした。
また、陸前高田で被災したお舅さんは、津波で流されて亡くなられたとのことでした。
知らない土地で2人の子どもを抱え、生活のことやこれからのこと、亡くなられたお舅さんのことなど見通しのない生活で大きな不安を抱えていました。
たまたま、市議団ニュースでお知らせした被災者の生活再建と利用できる支援制度の紹介を見て、連絡を取りたかったということでした。
災害弔慰金のこと、民間住宅入居者への支援、教育支援などについて要望が寄せられました。
早速、市が開設しているワンストップによる総合窓口を紹介しながら、それぞれ住宅課、教育委員会に連絡をとったものの、対応が思うほど進んでいないことがわかりました。
すでに、震災後1ケ月以上経過したにもかかわらず、住宅への支援は県の対応が具体化されていないこと。教育支援は、すでに市内小中学校に130人もの児童、生徒が転入してきているのに何の手立ても取られていないことなどなど・・・
市教委としても特別の支援施策を検討はしているということですが、いつまでにどうするのかはっきりしません。
子どもさんを抱えた多くの被災者は、一日も早く安定した教育環境で学ばせたいとの思いで市内に転入してきたと思います。この気持ちに応える対策が急がれます。
(写真は東松園小学校入学式の様子)
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