2月17日、「原発依存大転換のとき」第2回学習会がサンビルで開かれました。
第1回は内橋克人氏の講演でしたが、今回は安斎育郎・立命館大学名誉教授が「原発はなぜ危ないかー放射性物質は体や環境の中で今後どうなっていくのか?」と題しての講演でした。 2回とも会場いっぱいの参加者で大好評でした。
安斎さんは、東大工学部原子力工学科1期生という経歴を持ちながら原発の危険性を訴え、そのための研究活動をしたために原発推進勢力からは村八分的な冷遇を受けてきたことなどを紹介しました。
安斎さんは、明るく笑わせながら紹介したもののかなり厳しかったのではと思う反面、よくぞ乗り越えて来られたものと感心しきりでした。
そして開口一番に、原発を防げずに申し訳ないとして、事故当時者三原則として「隠すな、ウソつくな、故意に過少評価するな」と話されましたが、事故当時を思い起こすとなるほどその通りだと思うことばかりです。
放射線の被害を最小にするためには「しつこく持続的な努力が必要」でると指摘し、事故を収束させるためには50年はかかる事を覚悟しての対応と原発を計画的に廃絶する政策的な決断を急ぐべきであることなど熱く語りました。
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