岩手県の農業委員大会が9日、キャラホールで開かれ、県内各地から約800名の農業委員が参加しました。私は、市議会選出の農業委員になって3年になりますが、昨年に続き2回目の「大会」参加となりました。
昨年は、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市の委員が「農地も農業資材も流され、家族さえも失うなかでようやく復興に立ち上がろうとしている矢先に、こんな仕打ちがあるのか」とTPP参加阻止を涙ながらに訴えた「涙の大会」から1年8カ月が経過しました。
今年は、東日本大震災からの再建は未だ緒についたばかりで、多くの人々が先行きに不安を抱え極めて困難な状況にあると告発。原発事故の放射能汚染で酪農、畜産、原木しいたけなど農林畜産物への被害は甚大で復興が最重要課題となっている中で、TPP参加は復興とは相いれないとして断固反対との特別要請決議を採択しました。
集会最後には全員で「TPP交渉参加を断固阻止」とこぶしを上げがんばろうを三唱。政治を変え希望をつなごうとの思いを強くした大会となりました。
(写真:TPP断固阻止のスローガンが掲げられた会場)
コメント