5月11日、新婦人盛岡支部が自校方式で実施されている旧内小学校給食について学習会を開催しました。
盛岡市教委が3月に出した学校給食方針(案)は、自校方式の小学校給食をセンター方式に移行するという内容でとても納得できるものではありませんでした。
今回の学習会は、自校方式の学校給食で現場の作業にあたっている調理員さんと栄養職員さんのお話を伺うものでした。
栄養職員さんは、浅岸小学校の児童5名と学校職員の分合わせて18食分の給食を作っている実践をプロジェクターを使って丁寧にお話しました。
旧市内の学校給食はどんなに小規模な学校でも栄養士(職員)を配置しており、食育実践とおいしい給食の提供では全国に誇れる内容で市民の宝だと思っています。
浅岸小学校の栄養職員さんのお話はまさにその努力を証明するに足る内容でした。浅岸小学校は、今年度末で山岸小学校に統合し廃校になる予定ですが、栄養職員を始め学校全体で子ども達の教育に全力を挙げていることに心が洗われるような思いでした。
季節感あふれる献立やだしの取り方、はしの持ち方、子どもたちに栄養バランスを考えさせる献立の作成等々市内栄養職員さんの努力のたまものでもあります。
ぜひ市長にも見て聞いてほしいものと思います。
参加者からは子どもにはもっとお金をかけてもほしい。自校方式だと食事時間に融通がきくこと。センター方式で2時間以内の喫食がむずかしいのではないかなどなど意見が出されました。
自校方式の学校給食はなんとしても守り、引き継がなければと思います。