12月5日(土)、佐藤信安先生を講師に「盛岡市クリーンセンター焼却炉の環境負荷についてーごみ問題の解決のためにー」としてごみ処理広域化計画について学習会を開催しました。
佐藤信安先生は「ごみ勝利広域化計画を撤回する会」の代表でもありますが、今回は現クルーンセンター周辺地域だけではなくたくさんの方にアピールしたということもあり、会場を市中心部の勤労福祉会館で開催しました。107名の方が参加しました。
また、県内での経験を交流するために、二戸市議の畠中泰子さんと一関狐禅寺自然環境を守る会の高橋佐悦さんをお招きし、お話をしていただきました。
佐藤先生による基調報告は、ごみ処理広域化は3Rの推進を掲げているがごみ減量・資源化がなおざりになること。焼却施設の一極集中は周辺住民に集中的に環境負荷をかけることになると指摘しました。
現クリーンセンター周辺地域では、15年間の稼働期間、煤塵、窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素の総排出量は数千トンに上り、ダイオキシン総排出量は0・1㌘オーダー、放射能は4年分で数億ベクレル排出されていること。PM2・5、重金属汚染の健康被害の可能性について示し、これ以上、一部の地域住民に負担を負わせるべきではないと話しました。
畠中泰子二戸市議は、北部ブロック広域化計画を撤回させた経過について、狐禅寺の高橋さんは、現在地に焼却炉は建てないとした「覚書」があるのに、それを無視し建設を強行しようとしている一関市との撤回運動について経験を報告しました。
本当に住民無視の行政のやり方は共通しています。
3市5町のごみを盛岡市内1カ所に運び、焼却処理をする無謀な計画は何としてもストップをと再度思いを新たにしました。
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