政府の公表では、日本の子どもの貧困率が16・3%で、6人に1人の子どもが貧困状態で、特に母子世帯の貧困率が54・6%と深刻な実態です。
盛岡市は、貧困対策支援を進めるにあたって、昨年、県立大学と共同して児童扶養手当を受給している母子世帯を対象に「ひとり親世帯の子どもの生活実態調査」を行いました。
集約・評価は29年度中に行われる予定ですが、とりあえずいただいた結果(回答1173件)は、平成23年度全国母子世帯調査結果の80・6%を上回る91・6%の母親が就業し、うち76・8%の母親が土曜・日曜の勤務。27・9%の母親が朝8時以前の早朝勤務。57・6%が夕方6時以降の夜間勤務を行うなど、生活のために子どもと過ごす時間が制約されている実態が明らかになりました。
一人親世帯をはじめ生活に困窮する世帯の子どもたちがその生まれ育った環境に左右されることなく、夢と希望を持って成長できるよう、公的な支援と同時に市としても経済的な支援策が急がれています。
昨年12月議会で子どもの貧困問題を取り上げ具体的に ①学童保育クラブ保育料の負担軽減 ②就学援助制度の拡充 ③学校入学支度金支給の前倒し ④医療費無料制度の拡充 ⑤まともな食事は学校給食だけという実態も広がる中で「子ども食堂」の拡充等々早急な対応を求めました。
29年度予算に生かされることを期待していますが・・・
(写真:風の子保育園生活発表会劇あそび「白雪姫」)
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