市は29年度から重点施策として「食と農ものづくり応援プロジェクト」をあらたな戦略プログラムに加え、都市型農業への発展や意欲のある新規就農者への支援施策をすすめることになりました。
これまでの市農業施策は、後継に追いやられなかなか日の目を見る機会がなかったものだから、大いに期待したいと思います。
質問では、1月27日に開催された盛岡市農政フォーラム2017で、「農業の魅力~女性の輝ける場所」と題して玉山地区の山藤農園の山本早苗さんの講演と4人の農業者によるパネルトークが行われましたが、若い就農者の発想と真剣な取り組みに心を揺さぶられた内容を紹介しました。
山本さんは、サラリーマン家庭に育ち企業の営業マンとして働き、農業とは縁のない生活から、結婚を機に農業に従事した経験と農業の魅力と意欲を語りました。
山本さんを含めた4人の農業者によるパネルトークでは、IT業界から転身してトマト栽培に意欲を燃やす青年農業者の体験をはじめ、限界集落で生活できることを証明したい。農業生産で利益を上げたい、家族経営協定で農業経営がより安定したことやグリーンツーリズムと観光とのマッチングで展望を切り開いている実践など熱く語られ、農業への期待が大きく拡がる内容でした。
鈴木は、青年農業者や新規に就農を希望する人たちが「農業はやりがいはあるが収入が伴わない」というマイナス面を克服し、自立可能な支援策が急務であること。地域経済の衰退を招くようなTPPの道ではなく、農林業の生産拡大を図り、関連する食品加工、関連企業、サービス、製造業等の活性化につながる循環型の農業振興の方向こそ求められていると質しました。
29年度は、党市議団が要望していた親元就農者に対しても就農給付金が予算化されました。
(写真は講演する山本早苗さんとパネルトーク)
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