5月22日、撤回する会の皆さんと2市5町の首長さんとの懇談最後の紫波、矢巾町長との懇談に参加しました。
高橋町長は開口一番、徳島市全国都市清掃会議に出席した経験をお話しされて、全国的にはごみ減量、再生利用・資源化など3Rがすすんでいることや先進地ではトップが持論をもちしっかりしていると話されました。
矢巾町は、H19年度から県内でごみ排出量がワーストワンになり不名誉な数字となっているが、これから大転換していきたい。広域化やるにしても、減量、再生、資源化は避けて通れない課題であること。広域化については矢巾町だけが反対する訳にはいかない。減量について実行性を高めていくことが大事であること。
これまでも 「ごみの分別は人の分別」を提唱し、ごみを燃やすことはお金をもやしていること。分別の不徹底はモラルを捨てていることと主張し仕事をしてきた。
「撤回する会」としてマンモス焼却炉に反対というだけでなく、資源化を強化してほしいと主張すべきではないのかと話されました。
参加者からの意見が出される中で、町長は、広域化を前提として減量化については、減量が実現できなかった自治体に対してペナルティーをかける仕組みづくり(分担金でさをつける)や有料化については最初はいいがあとは増える。有料化はやるべきではないと明言しました。
当日参加した庄子議員は、減量について生ごみの分別は8市町の大きな課題となっているが、盛岡市はやるとは言わない。難しいのでやればいのだろう。広域化計画は、500t先にありきで減量化計画はなく、このままでは生ごみの分別処理は終わりになるのではと思っている。
町長が主張する広域化のしくみの中で、減量・資源化を進めることもひとつの考え方と思うが、町ごとの違い(個性)をどうするのかは計画にはない。「覚書」は周辺住民との約束だが確認されたことは処理の考え方であり、このことを年頭に置いてほしいと発言しました。
高橋町長は、これからは葛巻町で実施しているバイオマス発酵は可能だが、リサイクルコンポスターは難しいと思う。焼却炉の建設は一歩誤ると大変な方向へ行くのではないのかと思っている。大きければ(焼却炉)良いというものではないと1極集中の大型化に疑問を投げかけました。
(写真:上から矢巾町長との懇談 紫波町長との懇談)