2月5日、医療生協松園支部が主催した学習交流会に参加しました。
講師は、昨年デンマークの日欧文化交流学院で研修してきた井上さんです。
井上さんは、デンマークの福祉について「すべてのひとにゆりかごの前から墓場の後まで保障する」制度であると前置きしました。
デンマークの福祉は、医療費無料はもちろん、ホームドクター制度の確立、その他に保健師やソーシャルワーカーが健康管理や相談活動に応じており、生涯をとおして安心の医療制度が確率しているというのです。
また、65才以上になれば誰でも等しく同額の国民年金が支給され、70才以上からは、必要があれば介護システムの中に組み込まれるているということで、参加者から期せずしてためいきがもれ、同じ資本主義の国でこの違いは何か?などなどたくさんの疑問が出されました。
井上さんは、語らいの場がたくさんあること。上下関係なく対等に話し合い、考えあうことを大事にしていること。政治に関心が高く主権者としての自覚があること。選挙の投票率が80~90%にもなっていると話されました。
その代り税金はかなり高いとのことですが、国民は生涯保障されているので貯金する必要がないということです。日本では、税金が何に使われているか信頼できないので、こうはいかないとこもごも意見が出ました。
最後に、デンマークの制度をうらやましがってばかりもいられません。やはり選挙で政治の中身をチェンジしなければと・・・・・
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