4月23日、24日の2日間、いわて労連、ローカルユニオン、民商、生健会など民主団体が実行委員会を組織して「労働・生活街頭相談会」を岩手公園広場で開催しました。
「相談会」は、それぞれ受付、労働相談、生活相談などのコーナーごとにテントをはり、その分野の専門家が対応し、おにぎりや豚汁、コーヒーなどが用意されました。
私たち党市議団は、生活相談コーナーで対応しましたが、名古屋で派遣切りにあった40才代の方が相談にみえました。
実家が宮古市にあるということですが、とても実家には戻れず手持ち金もなく、岩手公園で野宿生活、食事はスーパーなどの試食コーナーで飢えをしのいでいたということです。
野宿生活が10日間にもなり、体力的に限界にきていたところチラシを見て訪れたということですが、さっそく市議団の連携で生活福祉課で生活保護の申請と、とりあえずの宿泊先を確保することができました。
岩手公園はサクラが満開で観光客も大勢訪れていましたが、対照的に職を奪われ、食事にも事欠く人たちがいる現実のギャップに戸惑いました。
盛岡市は、この「相談会」を後援しており素早い対応に感謝すると同時に、党市議団が厚労省の通知を受け市の対応を実のあるものにとの申し入れが功を奏していることを実感するものでした。
23日は、電話相談が16件、「相談会」には13件の相談があり、うち生活保護申請が4件でした。