このたび待望の大規模学童クラブが分割し(解消)たことを受けて、市議会少子化問題対策特別委員会の一員として10月26日に視察しました。
100名近い児童数を保育する 仁王学童育成クラブは、増築につぐ増築で迷路のような施設でとても危険な状態でした。
長年の運動が実り、10月1日に仁王小学校の余裕教室を活用した保育室に引っ越しできました。
厚労省が、大規模学童クラブの解消をめざしてガイドラインを策定し、70名を超える学童クラブへの助成を打ち切ったことがきっかけになったものですが、長期間劣悪な環境で我慢を強いられてきたた子どもたちにとっては、ようやく安心して生活できる場所ができたということでしょうか。朗報に胸をなでおろしているところです。
現在81名の児童が、1年生から2年生までの31名のクラスと3年生以上の50名のクラスに分かれて保育されています。
学童保育クラブ室としては余裕教室は4教室を使用し、うち3教室は保育室に、1教室は廊下とトイレにリフォームされ、新たに湯沸かし室が整備されていました。それぞれの教室には、タタミを敷いたスポットがありアットホームな空間もありましたが、教室の雰囲気がそのままでもう少し工夫があっても良かったのではと思いました。
保育時間は、午前12時から午後8時30分まで、土曜日、長期休暇は午前7時から午後8時30分までの長時間保育で、その努力に頭が下がる思いでしたが、指導員の体制が足りているのか気になりました。
市内では、学校施設内に学童保育クラブが併設されたのは初めてのケースでもあり、よりよい成果を期待したいものです。