鈴木努議員と一緒に盛岡市立太田東小学校の校舎を視察しました。
本校舎は昭和50年代の建築で今年度第実施した第2次耐震診断の結果待ちで、結果次第では改築か耐震補強工事になるか方針が決定されます。
驚いたのは別館になっている特別教室でした。現在は家庭科室と理科教室に活用されていましたが昭和31年の建築で、本当のボロボロ状態でした。
木造の特別教室は、本校舎とは別棟になっているために授業の都度、外ばきに履き替えて移動する不便さと、校舎自体が使用に耐えかねる常態だったことです。
昭和31年代といえば、私の小学校時代に通った校舎ということになります。なつかしい匂いが拡がりましたが、そんな感傷にひたってはおれません。
なにしろ窓も壁もドアも隙間だらけで隙間風や雪が入り込み外気と変わらない寒さです。いくらスト-ブで暖をとったといっても限界があります。博物館入りしそうな校舎が現役だったということにあらためて市政の貧しさを感じました。
家庭室の調理台の上にキチンとはまるはずのガスコンロは、大きさがあわず調理台のうえに置かれたままで、実際の調理実習では子どもには鍋の中身が見えないのです。この状態で何年となく放置されていたのです。
「行財政改革」ということで教育予算が切り詰められてきた結果ですが、あまりにもひどい実態に、怒りでいっぱいになりました。