礼子のなんだりかんだり

善意

　今日は忙しい一日になりました。

　午前中は議員団会議のあと職員の異動対策で「しんぶん赤旗」を手分けして購読拡大に取り組みました。特に昇任した方に購読を進めるのはとても気分がいいものです。

　一昨日は、市長に救援募金３００万円を贈呈したこともあり、職員はそのことを知っていて(？)、どなたも快く購読を約束してくれました。

　午後は、上田館向支部の方と支援物資をいただいた方々にあいさつ回りをしました。K電気店は洗濯機、乾電池などなど、94歳の方からは手作りの綿入れちゃんちゃんこ10枚の申し出がありました。

　この方は和裁が得意で縫っている最中でしたが、早速、あがりこんでお話を伺いました。綿を注文したところ事情を聞いたお店の方がふとん２枚分の綿を無料で提供してくれたことや支部のYさんとは30年来のお付き合いでお世話になっていると感謝の言葉でした。　

　そのあとは一人暮らしの高齢者宅を訪問しましたが、一人の方は釜石から被災した妹さんをようやくガソリンを調達し、盛岡に避難させたことなど涙まじりに話してくれました。

　また、いつもお世話になっているお寺さんからも支援物資をいただき、あいさつに伺いましたら、懇意にしている陸前高田市のお寺が流され和尚さんも娘さんも助からなかったと肩を落としていました。

　市民のたくさんの方が、大震災で犠牲になられた方の縁者であったり、友人であったり、仕事の関係であったりと、その一つ一つにドラマがあり大きな悲しみをかかえています。

　悲しみが一日も早く癒えるように、災害復興にむけた歩みを前に進めることが求まられていると切実に思いました。

　明日は、 宮古市に支援物資を運びます。

(写真は隣のに庭に咲く福寿草です)

ベルフ山岸店前で救援募金

　２月２７日、ベルフ山岸店前で東日本大震災への募金活動を行いました。

　山岸、松園、岩脇地域から１４名の方が参加し、午前11時から12時までの1時間ほどで６２、０００円ほどの募金が寄せられました。

　時々小雪が舞う寒い日でしたが、日本共産党ののぼりをたてスーパーメガホンで訴えましたが、実際に被災地に入り現地の惨状を紹介した村上さんの訴えは圧巻でした。

　盛岡市民にとっても、被災地には多くの親戚縁者がおり安否が気遣われており、募金にはその思いがつまっているように思いました。

　今日は(28日)、議会の最終日でしたが、日本共産党中央委員会から盛岡市に３００万円の義援金が届けられ、斉藤信県会議員と5人の市議団が谷藤市長に目録をお渡ししました。

　市長は、県の対応がなかなかスムーズにいっていないことなど話しましたが、市としても精一杯被災者救援に努力すると力強い発言をいただきました。

支援の輪を広げよう

  　午前中、礼子事務所で事務整理をしていたら、大震災への支援をとたくさんの物資を届けていただきました。

　新品の防寒着や下着類、男女用の靴下やきれいに選択したセーター、ズボン等々たくさんの物品をいただきました。

　持参されたのは中国の方ですが、大好きな岩手県の人の手助けになればとのコメントをいただきました。ありがたいことです。

　25日付けの赤旗日刊紙には、ご自身も家を失うなどの被害にあいながら避難所で先頭になって奮闘している陸前高田市の大坪涼子市議の記事が掲載されました。

　頭の下がる思いです。同僚議員としても誇りに思います。その大坪さんも着の身着のままで非難されたと聞きました。３月とはいえ北国はまだ冬の寒さが続いています。どうぞ御身をおいとい下さいますように・・・

　日本共産党は今回の大震災でただちに対策本部を設置し募金活動に取り組み、志位和夫委員長は、未曾有の災害復興に国の総力をあげて取り組もうと呼びかけました。

　党員がそれぞれの持ち場で救援活動に取り組むさまは、本当に国民の苦難解決のためにがんばるとした立党の精神そのものと励まされています。

　これからが試されます。息の長い支援活動を持続的に展開するためにも支援の輪を大きく広げていきたいと思います。

　アブダビで生活する長女は、連日のテレビ報道で何か支援したいとの思いで募金活動をはじめようとしたところ、大使館の了解がおりないためにできないと嘆いていました。

　日本人学校もあり、たくさんの日本人が住んでおり、支援の輪が広がっているのに何もできないことに心を痛めている様子です。

　被災した岩手県を思う娘の気持ちに何とか応えてやりたいものですが、何かいい手立てがないものでしょうか？？

行列・・買いだめは自粛を！！

　地震発生後からガソリンがなく、行動はほとんど徒歩で緊急の時はガソリンの入っている車に便乗しています。

　それにしても２週間経過したのに、いまだにガソリンスタンドは長蛇の列です。今朝はもうこれ以上待てないということで、申し訳ないですが前日にスタンドの列に車を置き、翌朝にスタンドの開くのを待って、ようやく満タンに入れてもらいました。

　それにしても各地からガソリンが届いているはずなのにこの長蛇の列はなぜ？？

 いろいろ回って歩いていますが、異口同音に帰ってくるのは、「ガス欠で被災した家族にも会えない」「様子を見に行きたいがかなわない」などなど苦渋の声です。

 何とかしてほしいものです。

　また、スーパーなどでも相変わらず長蛇の列が続いています。

　昨日は、娘からメールが届きましたが、スーパー(松園団地)では開店前から列ができ、商品は１人何個と限定されているというのです。

　それに加えて原発事故による水道水の汚染など不安材料が多く心配しています。

　皆さん、落ち着いてください。

　被災地ではほしくても買えない、食べたくとも食べられない不自由な生活が続いています。 被害からな脱がれた人は被災地のことを考えて買いだめは自粛してほしいものです。

東日本大地震の救援対策で申し入れ

　東日本大震災から2週間がたち、盛岡市内にも被災者の受け入れが始まりました。

 先週は、被災者を引き取り生活する家族に衣類の差し入れを行いましたが、個人的に対応している場合はなかなか行政の支援の手が届かないもどかしさを感じています。

　今日は、支援活動を展開する中で市民から寄せらている課題や具体的な問題について要請しました。

　要請は、①盛岡市民も沿岸部で被害にあった方も相当数あり、市民の被害の状況を把握し、必要な支援対策をとること。

②被災者支援の窓口はワンストップで相談できるような体制を整えること。

③弔慰金、見舞金の支給を早急に行えるよう対応すること。

④被災者の受け入れ体制の強化拡充について。

⑤ガソリン・灯油などの燃料確保について。

⑥福島原発事故の正確な情報提示を国に要望することなどです。

　要請には細田副市長が対応し、被災者の受け入れ強化など市の取り組みについて報告しました 。

東日本大震災への救援募金を訴えました。

　19日は、午前10時から正午までの２時間ほど、ベルフまつぞの店前で救援募金活動を行いました。

　 日本共産党松園支部、後援会のみなさん延べ18人ほどで訴え、１４５、５６２円の募金があつまりました。 

 

　日々刻々と震災の情報が伝わる中で、何かやれることはないのか、お手伝いできないのかとの思いが大きくなりました。

　事務所にもたくさんの方から協力・応援したいが何かないのかとの問い合わせも多くなり、党支部として被災者への救援活動として募金を集めることを決め実行したものです。

　ベルフまつぞの店長さんからは、自分たちもやらなければならないのに手が回らずにいる、喜んで場所は提供するというありがたいお返事をいただきました。

　街頭では、親戚の安否がわからない、すでに両親を引き取って暮らしている等々話題が尽きず被災地に思いを寄せる方でいっぱいでした。

　そして、それぞれに何かしなければとの思いが伝わり、救援募金がそのきっかけになったように次々と善意の募金が寄せられたと思います。本当にありがとうございました。

　東日本大震災から１週間経過しました。昨日は議会全員協議会が開かれストップしたままの３月議会開催への対応と市当局の震災対応について報告を受けました。

　３月議会は、地震で補正予算が審議途中で休会になっていたのですが、緊急事態ということで28日の本会議１日のみで閉会することになりました。

　今後は、当局も市議会も一体となっての救援活動が展開される予定です。

　それにしてもある議員が、お金がないから(自らの選挙資金)いっせい選挙は予定通りに実施してほしいといった内容の発言をしましたが、被災地の皆さんの気持ちを思ったら、そんなことを言ってはおられない状況なのにと情けなく なりました。  

特別の別れ・３月(卒業おめでとう)

　３月は別れの月でもあります。松園中学校が15日に東松園小学校が18日にそれぞれ卒業式があり出席しました。

　来賓として来られた方々にも沿岸で被害をうけた肉親や親戚もおられ、いまだに消息がつかめない状況や、保育所や学校にいた子どもたちの無事は確認できたものの肉親の行方がわからないことなど話題になりました。

聞くにつけ想像を絶する大震災の被害の大きさを実感します。

 

　 校長先生は、卒業式のない学校もある中で、今日、こうして式を迎えられた子どもたちは幸運であることなどこもごも話されました。

　子どもたちにとっては一生忘れることのできない卒業式になったのではないでしょうか。

　卒業おめでとうございます。

 

 松園中学校は、震災の影響で12日の予定を15日に延期しての卒業式です。

東日本大震災に衝撃

　１１日は、議会でした。

　教育福祉常任委員会で質問中で、大きな揺れが続きとても座ってられる状態ではなかったのですが、当局のみなさんがあわてず座ったままでいたことに驚きました。

　議会は中止となり、まず地元に引き返したものの停電で信号機がストップし、倍の時間がかかりましたが自宅にようやく帰り着きました。

　我が家の隣では、石油のホームタンクが倒れ、歩道に転がり、消防車がいて対応していました。尋常ではない地震だったということを改めて知り、早速、保育所へ向かいました。

　保育所では、子どもたち先生とも園庭にあつまり、保護者への連絡を取り合っていましたが、全員無事を確認しました。

　その後、民生委員を訪ね、一人暮らしなどの高齢者の安否確認をお願いして我が家にもどりましたが、家の中は棚から物が落ちている程度で大した被害もなく安心しました。

　しかし、停電で電話は不通となりまったく情報が入りません。ストーブは止まり暖をとることができません。礼子事務所に向かいポット式ストーブを確保し、温風ヒーターのみの家庭への手配など行いました。

　翌日は、事務所に集まり党員や支持者の安否確認と昼は炊き出しを行いつつ町内の情報を収集しました。

　県営アパートでは停電のために断水になっていること。飲料水の確保に困っていることなど情報が寄せられ、ただちに市水道部まで対応を求めてきました。

　電気か開通したのが13日の正午ころです。ラジオのみの情報から一気にテレビでの報道が目に飛びみ、驚愕の被害の実態に目を疑いました。

　マグニチュード９・０の大地震が引き起こした大津波が、沿岸部の街々を総なめしてがれきと化した状況に息をのむばかりです。

　家族を探す人々、避難所に集まっている人たちを直視できないほどの衝撃です。涙・涙・・

　被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、私たちには救援のための行動が求められいると思います。

 

待望の「ゆぴあす」までのバス路線が４月４日に開通します。

　３月定例議会が、２月２４日から始まりました。私は３月４日に代表質問を行いました。　詳しくは市議団ＨＰでご覧ください。

　昨日は、かねてから要望していた「ゆぴあす」までのバス路線が開通をする旨の報告をいただきました。

　　北松園から「ゆぴあす」までの道路が開通し、「ゆぴあす」までの通行が容易になり時間も大幅に短縮され、松園地域の方たちからは一日も早いバス路線の開通をと求められていました。

　議会でも取り上げ、市担当課からは市道の完成を待って対応するとの回答をいただいていましたが、ようやく実現の運びとなりました。

　ゆぴあす路線は、バスターミナル～ゆぱあす～庄ケ畑～松園営業所のコースとなります。

　松園ターミナルから「ゆぴあす」までは２００円、北松園１丁目から「ゆぴあす」までは１４０円ということです。ただし、７０歳以上の方は「まちなか・おでかけパス」を提示すれば１００円で利用できるということです。

　私は、松園バスターミナルから松園支線バスとして運行し、料金は一律１００円(定額運賃)にするよう求めていましたが、従来の距離によって料金を設定する対応になったことは残念です。

　同時に桜台団地まで路線を延伸してほしいとの要望も行っていましたが、今回の開通では見送られました。

今回の運行は、２４年３月３１日までの１年間の試験運行として検証するということですから、利用者のみなさんの改善のための意見・要望を寄せていだきたいと思います。

点字ディスプレーが視覚障がい者にも支給されます。

 　昨年、県視覚障がい者のみなさんから、もうろう者(視覚障害と聴覚障害の重複障害者)を対象にしていた点字ディスプレーの支給を視覚障がい者にも拡げてほしいとの要望をうけていました。

　議会でも取り上げ、前向きに検討するとの答弁をいただいていましたが、このたび、新年度の予算で１０台分を予算化したとの報告です。

　点字ディスプレーは、点字の記録を紙ではなく機械にでき、パソコンともつないで情報のやり取りができる優れもので、障がい者の方に「日常生活用具」として給付されているものです。

　平成１８年度からは「もうろう者」に加えて「視覚障がい者」もその対象になっていましたが、盛岡市の要綱では、「視覚障がい者」は対象になっていませんでした。

　昨年、視覚障がい者のみなさんと熱心に話しあったことが思い出されましたが、実現できて本当によかったです。　　(写真は吊るし雛です)