日本共産党八幡平市議団が、厨川中学校校舎の被害状況調査に来られたのを受けて、神部伸也議員ともども現地で合流し合同で被害状況を伺いました。
厨川中学校は昭和38年、39年に南校舎、40年に北校舎が建築されましたが、このたびの大震災では南校舎の天井、床、壁などの破損・落下、柱の亀裂など見られました。
厨川中学校は平成20年度に第2次耐震診断を行っていますが、南校舎はIS値0、3、北校舎が0、34で、昨年度から全面改築工事を行っていた矢先でした。
数値はやはり正直でした。本来であればもっと早くに対処しなければならなかったものですが、大きな事故につながらなかったのが不幸中の幸いでした。
現在は安全確保のために使用を中止し、新校舎完が完成する平成24年3月まで、1年生は大新小学校、2年生は青山小学校、3年生は北校舎にそれぞれ分かれて授業を再開しています。
校長先生が、重機が入り新校舎建築が進められている校庭を指さしながら、「この震災で建設関係者の多くが甚大な被害を受けた沿岸部に集中しており、工期内に完成できるのかどうか心配です」と話されたのが印象的でした。
(写真:上は技術教室の柱の亀裂・下は2階中央階段の天井壁の破損落下)
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