1月8日成人式の日は松園地区の新年交賀会です。
地区の町内会関係者や学校、金融関係者、お医者さんなどなど地域で活動している方々106名が参加しての交賀会ですが、毎年市長も駆けつけあいさつをします。
今年は、めずらしくテーブルスピーチをお願いされました。5分ほどでお願いするとの依頼でしたが、何を話したらいいのかずい分迷いました。やはり地域のみなさんにお世話になっていることでもあり率直にそのことも述べることにしてみました。以下がそのあいさつです。
心新たに新春をお迎えのことと思います。本年もよろしくお願いします。
昨年は、大震災大津波、そして東京電力福島原発事故と未曾有の被害をもたらした年でした。この災害を通して自然の驚異ということはもとより、命を守るという政治と社会への見方が大きく変えられた出来事でもあったと思います。
また、世界中から大きな驚きをもって紹介されたことは、このような大災害の中でも被災された方々が、それぞれが協力し合い励ましあって厳しい避難生活を支えていたということです。昨年は「絆」という文字が選ばれましたが、本当に暖かい社会的な連帯の機運が大きく拡がっているのではないでしょうか。
被災地の復興そして被災者の方々の生活と生業の再建が緊急に求められており、そのためにも私も力を尽くしたと思います。
さて、私ごとで大変恐縮ですが、私も今年は議員生活が30年目になります。長い間地域の皆さんに支えられ、ご協力を頂きましたことに深く感謝申し上げたいと思います。おかげさまで健康にも恵まれ、今では「中高年の味方」と言いつつ、身近に役立つ議員として引き続き頑張る決意を新たにしているところです。どうぞ今年もよろしくお願いします。
最後に、地域の課題としては、高齢化が進んでいるということです。
地域の活性化やまちづくり対してもさまざまな意見が寄せられ、さまざまな取り組みもすすられていますが、松園地域の最大の強みは何と言っても「人材の宝庫」ということではないでしょうか。そして更に、今は団地2世の方たちが行動し始めており、大いに励まされ、期待しているものです。
これまで培ってきた経験、知識や技術を活かしながら地域の絆を深めつつ一緒に住みよいまちづくり「終の棲家」となる地域づくりをご一緒にすすめて参りたいとの思いをお伝えして挨拶といたします。
(写真は東黒石野町内会長さんによる大黒舞いです)