市議会教育福祉常任委員会が、10月16日から18日までの日程で、東京都文京区と久留米市を視察研修しました。
全国で年間自殺者が3万人を超える中、久留米市も自殺者が年間60人~80人で推移しています。
久留米市は、自殺は社会全体の問題と位置づけ、「自殺対策事業」を22年度からスタートさせ、街頭キャンペーン、啓発事業などに取り組んでいます。
中でも「うつ症状」の早期発見と早期治療のために ①内科医等のかかりつけ医と精神科医の連携 ②市民参加による「ゲートキーパー制度」を立ち上げています。
「ゲートキーパー」とは、周囲の人がうつや自殺のサインにいち早く気づき、医療機関や保健所につなぐ運動のことで、希望者に3回の研修を行い人材養成を行い、23年度は100名ほどが登録しています。
これらの活動は、市保健所が中心になって展開され久留米方式として大きな評価を受けているものですが、大いに参考になりました。
東京都文京区では待機児童対策が主な視察項目でしたが、東京都が実施している認証保育園の内容について施設も見学しながらの研修となりました。
その後、盛岡出身の石川啄木の終焉の地として盛岡市と特別の交流もある文京区でもあり、ゆかりの地を案内していただき両市の議員交流会が行われました。
文京区の共産党市議団幹事長さんが盛岡出身ということもあり大いに盛りあがりました。
(写真は終焉の地に掲げられたパネル)