「市公共施設保有最適化・長寿命化中期計画」で位置付けられた、中央公民館大規模改修と愛宕山老人福祉センターの複合化に向けた設計委託費が予算化されました。
計画は、29年度設計委託、30・31年度工事、32年度に移転予定です。
愛宕山老人福祉センターは市内に2か所のみとなった浴場のあるA型の老人福祉センターですが、移転後は浴場と送迎バスを廃止する計画です。
市は、家庭風呂が普及し役割は終わったと理由を述べていますが、利用者からは「浴場を残して」との切実な声が寄せられています。
愛宕山老人福祉センターの27年度の利用者数は23、350人、お風呂は週3回で年間146日の利用で7、251人の方が利用しています。
鈴木は、市の生活保護受給者の46%が65歳以上の高齢者であること。平均世帯人口が、全国平均よりも低い2・29人に落ち込み、高齢者の貧困を防ぐ機能や家族間のセーフティネットの弱体化が深刻な中で、サービスの後退を招く複合化について見直しを求めて市長の見解を質しました。
市長は、限られた財源を効果的に活用するために「長寿命化計画」を策定した。理解いただくよう丁寧な説明を行うとの答えでした。
また、中央公民館の改修工事は、建築物内外の建具、設備機器の交換、トイレの洋式化、エレベーター・冷暖房の更新等を予定しています。
施設規模で、1階創作展示室と第一企画展示室の400㎡が老人福祉センター使用になり、利用者からは縮小により利用が制限されるのではないのか、いまでも狭い駐車場がますます手狭になることなどへの不安の声が出ています。
鈴木は、市内社会教育施設の要でもある公民館の役割の重要性を述べつつ、複合化でその役割が果たせるのかっ複合化によるメリットデメリットについて質問しました。
教育長は、複合施設のメリットとして利用者が両方の施設を利用でき情報を得やすい。駐車場は今後検討する。工事期間中は全館休館となるが、他公民館の利用など連絡調整を図ると答えました。
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