安心・安全であるべき学校施設が、一歩間違えば命を脅かしかねない危険校舎であったということに対して、市長がどのように考えているのか聞いてみました。
市長は、厨川中学校は22年度から改築事業に着手したが、早期完成に向けて努力すると答えただけで、誠意ある答弁とは程遠い内容だったのです。
また、市内小中学校の耐震化率が、校舎66・1%、体育館81・4%で全体では70%で、今後、耐震化が必要な校舎は35校87棟。体育館が13校16棟残されています。
特に、IS値「0・3」以上「0・7」未満で、大規模地震で倒壊の危険性があるとされる校舎は小学校で15校、中学校が7校で、これらの耐震化を緊急に行うべきと質しました。
千葉教育長は、文科省が耐震化方針(27年度の早い時期に耐震化完了)を見直したことを受けて、今年度「小中学校耐震補強計画」を策定し、27年までに完了すると答えました。
また、第2次耐震診断についても来年度実施予定が22校にも及び、こんなのんびりな対応でいいのかとも質しましたが、この点については、今年中に前倒して実施するとの回答でした。
いずれ、厳しい予算編成(枠配分方式)で、学校施設の耐震化が先送りされてきた結果が、今日の危険校舎を放置してきたのです。市長には多少なりとも責任を感じてほしかったのですが、どこ吹く風(?)状態で、こんなんでいいのかな?
(写真:被害を受けた厨川中学校校舎)
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