11日、盛岡市女性センターの指定管理者「NPO法人参画プランニング・いわて」の第14回赤松良子賞受賞を祝う会に参加しました。
午前11時から1時間ほどは、国際女性の地位協定 矢澤澄子氏の「女性差別撤廃条約は魔法の杖?私たちの暮らしと未来を拓く」と題しての講演を聞きました。
そのあと、女性団体のみなさんによる祝賀会では副市長をはじめ、県、市の担当者やこれまで女性センターにかかわって来られた方たちなどたくさんの方が出席しての祝う会になりました。
私は、女性市議を代表してあいさつしました。盛岡市の女性センターは2000年に開館していますが、83年の選挙で4人の女性市議が誕生したことが大きな契機になったこと。84年には青少年婦人室を設置し女性懇談会を開催、市婦人行動計画の策定など浦川陽子前市議などの精力的な働きかけと女性団体の結束が実を結んだこと。
今日、女性の賃金は男性の約1/2と格差は大きく、貧困と格差が拡大する中で女性の単身世帯の貧困問題など深刻な女性差別が拡がっていること。女性の差別撤廃の課題にむけて更なる力を発揮してほしいと挨拶しました。
今回の受賞は、2006年からは指定管理者制度が導入され、NPO法人参画プランニング・いわてが運営をまかされましたが、DV問題をはじめとして多彩な活動を展開しその実績が認められたものです。
「赤松良子賞」とは、97年国際女性の地位協会設立10周年を記念し、当時の赤松良子会長の寄託する基金もとに創設され、毎年、女性差別撤廃条約の研究、普及を通じて、女性の地位向上に貢献した国内外の個人・団体を表彰しているものです。
日本国憲法制定に際し、女性の権利(特に24条)について条文に取り入れた功績に対してベアテ・シロタ・ゴードン女子も受賞されています。