7月18日、市議会産業環境常任委員会が広域化による4カ所のごみ処理施設整備候補地を視察見学しました。
1カ所目は盛岡インター付近ですが、この場所は土地区画整理事業による開発区域で したが、計画がとん挫したため地権者から候補地として要請された場所です。
付近には事業所が数件あり、民家はないようですが、500メート圏内には土淵小中学校、イオンまえがた店、国道46号線と高速道路インター付近と交通の確保や渋滞問題など課題が多いように見受けました。
2か所目は盛岡南インター付近で、都南商工会議所が中心になり地域振興につながるとして手を上げたところです。高速道路へ向かう県道と西口バイパスの交差点付近一帯の優良水田農地8ヘクタール余((権者30人ほど)をつぶしての整備になります。
また直近の位置には、友愛病院があり、盛南地区の街並みが一望できる場所です。景観も含めてなかなか厳しいのではと思いました。
3か所目は都南工業団地付近で、山林(地権者8人ほど)を崩して整備する唯一の場所です。取り込み道路は一本道で回収車が集中することを考えるとかなり難しいのではと思いました。また、経費的には多額の費用が予想されるのではと思いました。
最後に見学したのが、現盛岡市クリーンセンターです。11ヘクタールの用地に現施設が稼働していますが、その隣地を予定しています。市が狙いをつけたとおり4カ所中最も理想的な場所といってもいいかと思います。
今後、これら4カ所について住民説明会を重ね住民合意を優先して最終1カ所決定するということです。住民を無視してごり押ししてきた経緯を考えると相当厳しく困難が予想されます。
そもそも、最初の出だしがボタンの掛け違いから始まったのが一極集中の広域化計画です。時間がかかっても当初から住民に寄りそい意思を尊重し、ごみ行政のあり方を基本に据えて話し合ってきたのならと・・・考えてしまいました。
写真:上から 盛岡南インター付近 盛岡インター付近 都南工業団地付近 市クリーンセンター敷地